【お知らせ】創立50周年を迎えて
ご挨拶
当社は、昭和47年9月の創業以来、一貫して神奈川県を中心とした公共事業に携わり、今年で丁度50年の節目を迎えることができました。
これはひとえに、社員の方々並びに多くの関係者の皆様の支えがあってこその結果であり、改めて感謝申し上げます。
この50年間における社会情勢の変化には著しいものがあり、当初は新しい施設をどんどん造ることによる社会資本の拡充を主体とした業務が大半を占めていました。しかし、平成7年の阪神淡路大震災、平成23年の東日本大震災と二度の震災を経験したこと、及び徐々に進行する公共構造物の老朽化を目の当たりにすることにより、当社の業務内容もおのずと変化せざるを得ませんでした。
現在では、近年多発している風水災害に対する防災関連業務と、公共構造物の維持管理・補修補強業務が主体となっております。
また、業務の仕方においても格段の進歩がうかがえます。私が入社したころは、やっと出だしたNECのパソコンや電卓で計算を行い、ドラフターで図面を描くというのが一般的な作業で、現在の作業手法に比べるといかに非効率的な作業であったかがわかります。
しかし、どの世界においても技術の進歩は留まることを知らず、常に前進を続けます。10年たてば、「まだそんなことしてるの?」と、情報不足が会社の命取りになりかねません。
このような環境の中でも、高度な技術と柔軟な発想を持ち合わせた技術者を擁して、社員のひとりひとりが自由な雰囲気の中で意見を出し合い、その可能性、想像力を生かしながら最良の方法を見出す努力を続けていくことを変わらぬモットーとして、これからも安心安全で豊かな社会の実現に貢献してまいりたいと存じます。
そして、将来創業100年の区切りを迎えられるよう、現代表者としてできる限りのことを残し、これからの若い人たちに会社の未来を託したいと思います。
令和4年10月1日
株式会社 相信設計
代表取締役 園田 宏